
こんにちは、しほです!
一人暮らしで犬と楽しく暮らすためのブログ記事を書いています!
「一人暮らしで犬を飼いたい」けど、
- 「一人でお世話をするのは大変そう…」
- 「留守番ばかりで、犬がかわいそう…」
- 「やっぱり飼わないほうがいいのかな?」
そんなふうに、なかなか一歩を踏み出せずに悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

私も、同じ不安を抱えていました…
仕事で日中は家にいないのでお留守番が長く、犬といっしょにいられる時間は短い…
「私と暮らして、本当に犬は幸せになれるのかな?」と、ずっと悩んでいました。
でも、愛犬をお迎えしてから試行錯誤の日々を重ねるうちに、少しずつ「自分たちのペース」で安心して暮らせるようになりました。
この記事では、15年以上、東京で一人暮らしをしながら犬と暮らし続けてきた私が「一人暮らしで犬を飼うこと」についてリアルな声をお届けします。
一人暮らしで犬を飼っている私のリアルな思い

- 「一人暮らしでも犬を飼えるの?」
- 「犬の世話って、やっぱり大変?」
- 「飼い主のリアルな話を聞きたい!」
「一人暮らしをしながら犬を飼いたい」と思いつつ、疑問や不安を抱えている方は多いのではないでしょうか?

私も犬を飼う前に、ネットでいろいろ検索してもピンとくる情報がなく、モヤモヤしていたときがありました…
一人暮らしで犬を飼い始めて15年。
月収20万円で都内で犬と暮らすのは、やっぱり大変ですが、それ以上に幸せを感じられる瞬間がたくさんありました。
ここでは、
実際に一人暮らしで犬を飼っている私のリアルな思いをお届けします。
一人暮らしで犬と暮らしながら試行錯誤を積み重ねてきた私の体験談が、少しでも悩んでいる方のご参考になれば嬉しいです。
一人暮らしで犬を飼う前に不安だったこと


一人暮らしの私が、本当に犬を飼って大丈夫なのかな…?
愛犬を迎える前、私は一人暮らしで犬を飼うことに、たくさんの不安を抱えていました。
- 長時間の留守番で寂しい思いをさせないかな?
- 仕事で疲れて帰ってきてからでも散歩に行けるかな?
- お金がたくさんかかるけど大丈夫かな?
- 急に病気やケガになったとき、仕事を休んで病院に連れていけるかな?
- 災害のときはどうしたらいいのかわからない…
考えれば考えるほど、不安ばかりが膨らんで「やっぱり一人暮らしで犬を飼うのは、やめたほうがいいかもしれない…」「飼わないことも、優しさかもしれない」と思うこともありました。
でも、時間をかけて不安と向き合っていくうちに、自分にもできることが少しずつ見えてくるようになりました。
そんなふうに、一つ一つ「自分にできること」をしていくことで、不安もだんだん小さくなっていきました。
不安があるのは、それだけ本気で犬のことを考えているから。
その気持ちがあれば、きっと一緒に暮らすための道も見えてくるはずです。
一人暮らしで犬を飼って大変だったこと


一番大変なのは、やっぱり「一人で犬のお世話をすること」です
犬を迎えてから、一人暮らしで犬を飼うことの大変さを何度も実感しました。
たとえば、
「犬中心の生活で、自分の自由がきかなくなった」と感じる瞬間もあるけれど、嬉しそうに駆け寄ってきてくれたり、鼻を押し当てて甘えてきたり、くっついて眠る小さな体から伝わるあたたかなぬくもりに、何度も癒やされました。
「犬は永遠の3歳児」といわれますが、本当にそのとおりです。
甘えん坊で、さみしがり屋で、感情豊かで、ちょっと目を離すとイタズラして…まるで手のかかる小さな子どもと暮らしているようで大変だけど愛おしい気持ちになります。
大変なこともあるけれど、それ以上に「この子がいてくれてよかった」と思える日々を過ごしています。
一人暮らしで犬を飼ってよかったこと


愛犬がそばにいてくれるだけで、毎日が幸せです♪
一人暮らしで犬を迎えてから、「飼ってよかった」と感じる瞬間がたくさんあります。
たとえば、仕事でくたくたに疲れて帰ってきた夜。
うれしそうにしっぽを振って出迎えてくれる愛犬の姿を見ると、自然と笑顔になり、心の疲れがふっとほどけるのを感じます。
月並みな表現かもしれませんが、言葉はなくても「おかえり」と迎えてくれる存在がいることは、一人暮らしの私にとって大きな支えであり、さみしさをやわらげてくれる存在です。
ほかにもーーー
愛犬を迎えたことで、私の生活は思っていた以上に前向きに変わったと感じています。
もちろん、大変なこともたくさんあります。
でも、それ以上に、日々の中でたくさんの小さな幸せを感じられるようになりました。
「愛犬がいてくれて、本当によかった」と心から思います。
一人暮らしの私にとって、かけがえのない存在です。
一人暮らしで犬を飼って後悔したこと

現在の愛犬を迎える前、私には16年ほど連れ添った愛犬がいました。
先代犬との暮らしは、本当にかけがえのないものでした。
毎日そばにいてくれたこと、たくさんの笑顔や癒やしをくれたこと…たくさんの幸せをくれた先代犬への感謝の気持ちは今でも尽きることはありません。
でも、先代犬が亡くなるとき、ふとふり返ってみると「もっとできたことがあったかもしれない」と思う瞬間がありました。
当時の私は一人暮らしで、仕事も忙しく、愛犬に長時間の留守番をさせる日が多くなっていました。
「寂しかっただろうな…」「もっと一緒に過ごせたらよかった…」と、今でも胸が締めつけられる思いになります。
幸いにも最期の時間を一緒に過ごせたことが、せめてもの救いでしたが「もし、私がいないときだったら」と思うと…。
私は精一杯やっていたつもりだったけど、なにもできていなかったのではないか。
「この子にとって、私は本当にいい飼い主だったのだろうか…」
そんな思いが、心のどこかに後悔として残っています。
だからこそ、私の新しい家族になってくれた愛犬とは、後悔がないように1日1日を大切に過ごしたいと思っています。
そして、これらから犬を迎えようと思っている方にも、大切な愛犬と一緒に暮らしている方にも、ぜひ「できるだけ後悔しない準備」をしてほしいと思っています。
「自分が犬とどう暮らしたいか」だけでなく、「現実的に飼える環境や条件が整っているのか」をしっかり見つめることが大切だと思います。
そうすれば、きっと「ごめんね」ではなく「ありがとう」と笑顔で伝えられる毎日が待っていると信じています。
一人暮らしで犬を飼うために必要な条件とは?


犬と暮らしたいけど、今の生活で本当に大丈夫かな…?
愛犬を迎える前に、私が何度も考えたことは「ちゃんと、この子と安心して暮らしていけるのかな?」ということでした。
では実際に、一人暮らしで安心して犬と暮らすために、どんな条件をクリアしておくべきなのでしょうか?
そこで、私は政府広報オンライン「ペットを飼う前も、飼ってからも考えよう。飼い主の「責任」とは?」を参考に、改めて「一人暮らしで犬を飼うための条件」について考えてみました。
ここでは、私が思う「一人暮らしで犬を飼うために必要な8つの条件」について、私の体験談も交えながら一つ一つご紹介します。
ペット可の物件に住んでいる

犬を飼うためには、十分な飼育スペースを確保できる広さのペット可物件に住んでいるのが必須条件です。
私は、もともと「ペット可」の物件に住んでいましたが、もしペット不可の物件に住んでいる場合は、犬をお迎えする前に「ペット可」の物件に引っ越しをしておく必要があります。

ペット可賃貸物件は数が少なく、引っ越しには毎回苦労しました…
▼「ペット可賃貸」のお部屋探しのポイントについて、下記の記事で詳しく解説していますので、よかったら参考にしてみてください。
犬の飼育方法を理解している

犬のお世話の仕方やルールなど、飼育方法をきちんと理解しておく必要があります。

しつけやお世話もちゃんとしなくっちゃ…!
私も、最初は「ちゃんと育てられるのかな?」「自分ひとりでしつけやお世話を完璧にやらなきゃ!」と、プレッシャーを感じていました。
そんな不安を解消するために、私は以下の方法で「基本的なしつけや飼育方法」について勉強する時間をとりました。
いろいろ勉強するうちに、焦らずいっしょに楽しむことが大切だと思えるようになり、少し気持ちも楽になりました。
「体罰ゼロ」で飼い主が直面しやすいしつけの悩みの対処法がわかりやすく書かれていて、初心者さんにもおすすめのしつけ本です!
また犬を飼う場合、畜犬登録や狂犬病ワクチンの接種など、飼い主として守らなければいけない義務もあります。
詳しくは、厚生労働省「犬の鑑札、注射済票について」でご確認ください。
毎日のお世話にかける時間がある

一人暮らしで犬を飼うためには、毎日のお世話にかける時間がある必要があります。

忙しくても、ちゃんとお世話してあげられるかな…?
- 毎日、散歩に連れて行ける?
- ケアやしつけの時間がとれる?
- 留守番が長時間にならない?
限られた時間の中で、仕事と家事、犬のお世話を両立できるのか不安を感じている方は多いのではないでしょうか?
私は、無理なく犬との生活を続けられるように、「自分の生活リズムの中に、犬のお世話の時間を自然に組み込む」ことを意識しました。
▼私と愛犬の一日のスケジュールは、以下の記事で詳しく公開しています。
一人暮らしに向いている犬種

どんな犬種なら一人暮らしでも育てやすいのかな?
お散歩の時間やケアの方法など、必要なお世話は犬種によって異なります。
「一人暮らしのライフスタイルに合った犬種を選ぶ」ということも、仕事とお世話を両立するための大切なポイントです。
「一人暮らしに向いている犬種」を選ぶポイントは、以下の6つです。
- 小型で飼いやすいサイズ
⇒飼育スペースが確保しやすい - 留守番が比較的得意
⇒留守番のストレスを抑えられる - しつけがしやすい
⇒必要なしつけがスムーズに行える - お手入れがカンタン
⇒お世話の時間が少なく済む - 運動量が少なめ
⇒お散歩の時間が短く済む - ほとんど吠えない
⇒近隣トラブルのストレス軽減
忙しい一人暮らしの人には、飼育スペースの確保がしやすく、運動量やお世話が少ない小型犬種が飼いやすくておすすめです!
- シーズー
- パグ
- ビションフリーゼ
- フレンチ・ブルドッグ
- マルチーズ
- キャバリア・キングチャールズ・スパニエル
- チワワ
- トイ・プードル
- ミニチュア・シュナウザー
- ポメラニアン
▼「一人暮らしにおすすめの犬種10選」を、下記の記事で詳しくご紹介していますので、よかったら犬種選びのご参考にしてみてください。
私が選んだのは生後7ヶ月の子犬

私は、当時生後7ヶ月だった現在の愛犬と出会い、家族としてお迎えしました。
私の場合は、一人暮らしで仕事で家を空けることが多いため、すぐにお留守番ができる犬である必要がありました。
小さな子犬はこまめなお世話が必要で、長時間のお留守番をさせることができません。
そこで、お留守番ができるようになってくる生後6ヶ月〜成犬のお迎えを検討しました。

犬種の特性を参考にしたうえで、自分の生活にマッチしているか「実際に会ってみて相性を見ること」がいちばん大切だと感じました
お留守番は8時間以内にできる

犬は群れで生活する生き物で、留守番は5〜8時間までが目安です。

仕事の間、ひとりでお留守番させても大丈夫かな…?
日中は仕事で家を空ける生活で、「犬に寂しい思いをさせてしまうのではないか?」「ストレスを与えてしまうのではないか?」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか?

私も、留守番のことが心配で犬を迎えるか迷っていました
そこで、基本的な留守番対策を学ぶために「初心者向けの飼育書」や「獣医師・ドッグトレーナーのサイトやYouTubeの解説動画」などを見ました。
私なりにまとめた「留守番対策の基本ポイント」は、以下の4つです。
- 安心できる環境を用意する
ケージやサークルなど、落ち着けるスペースを整える - 音のない空間を避ける
テレビやリラックス音楽をBGMとして活用しする - ペットカメラの導入
外出先から留守番中の様子を確認できるようにする - 短時間から練習する
数分〜数十分の外出から慣れさせていく
私がした留守番対策
基本の留守番対策を、そのまま実践すればスムーズにいくと思っていたのですが…実際は、そんなにうまくはいきませんでした。
お迎えしたばかりの頃、愛犬は私が隣の部屋に移動しただけでも不安で吠えてしまい、トイレに立つのも一苦労でした。

「このままだったらどうしよう」と焦りました…
そこで、私なりに「どうしたら、愛犬は安心して留守番できるようになれるんだろう?」を考えて、以下の工夫を試しました。
試行錯誤した結果、今では短時間の外出なら安心してお留守番できるようになりました。
参考までに、我が家のよくある1日のタイムスケジュールをご紹介します。
【一日のタイムスケジュール】
- 6:00起床
- 6:30お散歩
- 7:30朝ごはん
- 8:00自由時間
- 9:00お留守番/お仕事
- 12:00(一時帰宅)
- 13:00お留守番/お仕事
- 18:00帰宅〜お散歩
- 19:00晩ごはん
- 20:00自由時間
- 23:00就寝
私は職場が自宅の近くにあるため、仕事の合間に一時帰宅し、愛犬に長時間のお留守番をさせないよう工夫しています。
この方法は、誰にでもできるわけではないと思いますが、「自分の暮らしの中で無理なく取り入れられる対策」を見つけることが大切だと感じています。
犬にかかる飼育費用を負担できる

犬を飼うためには、飼育費用を負担できるだけのお金のゆとりがある必要があります。

犬と暮らしたいけど、家計に余裕があるわけじゃないし、お金のことが心配…
私は手取り20万円・都内で一人暮らし。
先代犬と暮らしていたときも、フード、ワクチン、トリミング、急な医療費…決して余裕のある家計ではありませんでした。
お金の不安を少しでも減らすために、まずは「犬にかかるお金」をひとつひとつ調べるところから始めてみました。
犬を飼うときに必要なお金は、大きく分けると以下の3つです。
- 初期費用(最初にかかるお金)
- 約5万円〜57万円くらい
- 犬によって必要な金額が大きく変わる
- 毎月かかる飼育費用(フードや日用品など)
- 毎月約1万〜3万円くらい
- 生涯でかかる飼育費用(老後や病気など)
- 生涯で約240万円くらい
- 老後や医療費は、少しずつ準備すればOK
初期費用の目安
最初に初期費用がかかります。
「譲渡」か「購入」か、入手方法で総額は大きく異なってきます。
以下は、一般的な初期費用の内訳と金額の目安を表にまとめたものです。
項目 | 金額の目安 | 備考 |
---|---|---|
生体購入 | 0〜50万円程度 | 入手方法で異なる |
飼育グッズ | 3万~4万円前後 | フード、トイレ用品など |
畜犬登録 | 約3千円程度 | 義務がある |
狂犬病 ワクチン接種 | 約3千~4千円 | 接種義務がある |
混合ワクチン | 1回あたり 約5千~1万2千円 | 種類で異なる |
マイクロチップ 装着・登録 | 約3千~1万円 | 義務がある※ |
初期費用の合計 | 約4万4千〜56万7千円 | ー |
▼「初期費用」について、下記の記事で詳しく解説しています。
必要な飼育グッズの費用の目安
飼育に必要なグッズの購入にも、お金がかかります。
以下は、一般的な飼育グッズと価格帯を表にまとめたものです。
項目 | 価格帯 |
---|---|
ハウス (ケージ・サークル) | 約5,000〜30,000円 |
ドッグフード、おやつ | 約6,000〜7,000円 |
食器・給水器 | 約500〜20,000円 |
お散歩グッズ | 約5,000〜10,000円 |
トイレ用品 | 約3,000〜12,000円 |
おもちゃ | 約1,000〜2,000円 |
クレート キャリーバッグ | 約4,000〜15,000円 |
お手入れグッズ | 約5,000〜20,000円 |
滑り止めマット | 約2,000〜10,000円 |
ペットゲート | 約5,000〜2,0000円 |
ペットベッド | 約2,000〜10,000円 |
合計 | 約38,500〜156,000円 |
▼「必要な飼育グッズ10選」を下記の記事でご紹介していますので、よかったらご参考にしてみてください。
毎月かかる飼育費用の目安
犬を飼うと、フード代や消耗品代など毎月の飼育費用がかかります。
総務省統計局「家計調査(ペット関連支出の調査項目)」などの公的データを参考にすると、犬にかかる1か月の飼育費は合計約1万〜2万8千円程度とされています。
以下は、一般的な費用の項目と月額の目安を表にまとめたものです。
費用項目 | 内容 | 月額目安 |
---|---|---|
フード代 | ・主食 | 3,000〜5,000円 |
おやつ代 | ・ご褒美 ・おやつ | 500〜1,500円 |
トイレ用品 | ・トイレシート ・消臭グッズ ・うんち処理袋 …など | 1,000〜2,500円 |
ケア用品 | ・ブラシ ・爪切り ・シャンプー | 500〜1,000円 |
トリミング代 (犬種による) | ・カット ・シャンプー | 0〜7,000円 |
医療費 (予防含む) | ・ワクチン ・健康診断 ・ノミ・ダニ駆虫 ・フィラリア予防 | 2,000〜5,000円 |
ペット保険料 (加入任意) | ・月額保険料 | 2,000〜4,000円 |
光熱費 (飼育による追加分) | ・冷暖房 ・加湿器 ・空気清浄機など | 1,000〜2,000円 |
合計目安/月額 | ー | 10,000〜28,000円 |
参照元一覧
- 総務省統計局「家計調査(ペット関連支出の調査項目)」:https://www.stat.go.jp/data/kakei/index.html
- 消費者庁・ペットフード協会の参考資料より推定:https://www.petfood.or.jp/
- 独立行政法人中小企業基盤整備機構 J-Net21:https://j-net21.smrj.go.jp/
▼「毎月かかる飼育費用」について、下記の記事で詳しく解説しています。
生涯にかかる飼育費用の目安
一般社団法人ペットフード協会「令和5年(2023年)全国犬猫飼育実態調査」を参考にすると、生涯費用の平均総額の目安は約240万円です。
以下は、犬種ごとの平均寿命と生涯費用の目安を表にまとめたものです。
項目 | 内容 | 生涯費用目安(円) |
---|---|---|
超小型犬 | 平均寿命15.07歳での総費用 | 2,554,012円 |
小型犬 | 平均寿命14.29歳での総費用 | 2,382,200円 |
中型・大型犬 | 平均寿命13.86歳での総費用 | 2,559,186円 |
生涯費用の総額 | 平均値 | 2,446,068円 |
▼「生涯にかかる飼育費用」については、下記の記事で詳しく解説しています。
年収はいくらあれば犬を飼えるの?
一人暮らしをしながら犬を飼うためには、「一人暮らしの生活費」と「犬の飼育費用」をまかなえるだけの年収が必要です。
総務省統計居の家計調査結果をもとに、「大都市で一人暮らしをする人の1ヶ月の平均生活費」と「東京都内のペット可賃貸物件の平均家賃」から「一人暮らしの年間生活費」と「犬の年間飼育費用」を算出し、犬を飼った場合の平均的な年間支出を計算しました。
一人暮らしの年間生活費:約300万円+犬の年間飼育費用:約20万円=平均的な年間支出:約320万円
年間320万円の支出をまかなうためには、(手取り率70%の場合年)収450万円ほどが必要になります。
つまり、犬を飼うために必要な年収の目安は約450万円ということになります!
出典元・参照元
1.出典元:「家計調査結果」(総務省統計局):https://www.stat.go.jp/data/kakei/2.html
2.出典元:「家計調査結果」(総務省統計局):https://www.stat.go.jp/data/kakei/tsushin/pdf/22_9.pdf
しかし、必要な年収は飼い主さんの生活スタイルや飼っている犬種によって異なってきます。
▼「一人暮らしで犬を飼える年収」について、下記に記事で詳しく解説していますので、気になる方はぜひご覧ください。
私がした家計の見直し

月収20万円で犬を飼うのは、やっぱり無理があるのかな…?
犬を飼うために必要な金額の目標がハッキリしても、「今の収入でやっていけるのかな?」という不安が残りました。
犬を飼っても、収入の範囲内で安心して暮らせるように家計を整えることが課題だと感じました。
そこで、取り組んだのが「生活費の見直し」です。
具体的には、
など、固定費の見直しを中心に「無理なく続けられるか」を軸に、生活費のバランスを整えて、安心して迎え入れるための家計を整えました。
▼「我が家の1ヶ月の生活費」の詳しい内訳は、こちらの記事で公開しています。
旅行や出張時の預け先がある

一人暮らしで犬を飼う場合、旅行や出張時などは自分でお世話ができないため、預け先を見つけておく必要があります。

預かってくれる、いいところはないかな…?
預け先の対策として、以下の方法が一般的です。
最近は、地域でペットの世話を協力し合うマッチングサービスが広がっています。
ペットホテルより費用を抑えられる傾向があり、いつも過ごしている自宅でお世話をしてもらえるので愛犬のストレスも抑えられるのが魅力です。
一番困るのは、必要になったときに「お願いできる相手がいない」ということです。
そうならないためにも、
など、日頃から準備をしておくことが、やっぱり大切だと思います。
災害や急病への備えができている


もし災害が起きたり、急病になったりしたらどうすればいいんだろう?
一人暮らしで犬を飼う場合、頼れる人がすぐ近くにいない分、自分がしっかり愛犬を守ってあげられるように、いざという時の備えがとても大切だと感じました。
そこで、事前にできる備えを少しずつ整えることにしました。
ペットとの防災対策については、環境省「ペットも守ろう!防災対策」パンフレットや書籍などで確認することができます。
災害時にペットを守るために必要な知識と備えが、イラストと図解でわかりやすく解説されているのでおすすめです!
愛犬用の「非常用持ち出し袋」を用意して、備蓄しておくことも大切ですよ!
急病への備えも大切です。
急病時は、事前の準備や冷静な行動が愛犬の命を守るポイントになります。
いざというときに慌てないように、日頃から備えておくことが大切です。

飼い主の急病への備えも大切です
自分に何かあったとき、残された愛犬のことも考えておきましょう。
不安がゼロになることはありませんが、「もしもの備え」があるだけで安心感につながります。
最後までいっしょに暮らす覚悟がある


本当に、最後まで責任を持って飼えるかな…?
「最後までいっしょに暮らす覚悟がある」つもりでも、正直に言うと、「絶対に大丈夫」と言い切る自信までは持てないという方は多いのではないでしょうか?
私も同じでした。
当時の私は40歳で、新しく迎えた子犬が15歳になるころには55歳になっています。
そのとき、
「お世話ができる体力があるだろうか?」
「病気で寝込んでしまっているかもしれない…」
自分自身が思うように動けなくなって、愛犬のお世話をすることが難しくなっている可能性はゼロではありません。
残念ながら、犬を飼い始めたものの、飼い続けることが難しくなり手放すケースも少なくありません。
悲しい結末を避けるためにも、「一人暮らしで犬を飼うための条件」を確認しながら、お迎えできる条件と環境がしっかり整っているか考えることが大切だと思いました。
未来のことは、誰にもわかりません。
でも、「このコを幸せにしてあげたい」という気持ちで、今できることを精一杯がんばること。
もし万が一、自分に何かあって、最後までいっしょに暮らすことができなくなったとしても、愛犬が幸せな生涯をおくれるようにできることをするーーーそれが、私なりの「覚悟」の形です。
まとめ|愛犬の幸せを願って自分にできることを少しずつ

正直に言うと、私はけっして「完璧な飼い主」ではありません。
獣医師でもなければ、トリマーの資格を持っているわけでもありません。
ただ15年以上、一人暮らしで犬と暮らしながら試行錯誤を重ねてきた、一人の飼い主です。
そんな私がこのブログを始めたのは、昔の自分と同じように「一人暮らしで犬を飼いたいけれど、不安でいっぱい」という方の力になりたいと思ったからです。
あの頃の私は、情報を探しても、自分にぴったり当てはまるものがなかなか見つからず、どこか心細い気持ちでいました。
「もっとリアルな体験談や、自分の現状に合ったアドバイスがあればいいのに…」
そう感じた記憶が、今のブログ運営の原点になっています。
だからこそ、当ブログ「一人暮らしでも犬と楽しく暮らしたい!」では、失敗や迷いも含めた「リアルな体験談」を大切にしながら、読者の不安にそっと寄り添えるような情報を発信したいと思っています。
「犬を飼いたいけど、犬の幸せを思うからこそ、飼うことを迷っている」という方の小さな後押しができたらうれしいなと思っています。
一人暮らしで犬を飼うことに、正しい答えはありません。
でも、愛犬の幸せを願って自分にできることを少しずつ積み重ねていけば、一人暮らしでも犬といっしょに過ごす日々が、きっと優しくて幸せなものになると信じています。

最後まで、ご覧いただきありがとうございました。
この記事が、ご参考になれば幸いです。
当ブログを通して、みなさんのシングルライフがわんちゃんとのワンダフルライフになりますように。
あとで読み返したい方はブックマークしてくださいね!
参照元
- 住宅密集地における犬猫の適正飼養ガイドライン(環境省)https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2202.pdf