【犬の十戒】一人暮らしで犬を飼う方に知ってほしい「犬から10のお願い」

一人暮らしで犬を飼う
しほ
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こんにちは、しほです!
一人暮らしで犬と楽しく暮らすためのブログ記事を書いています!

みなさんは、「犬の十戒いぬのじっかい」をご存知ですか?

愛犬家の方なら、すでに知っている方も多いかもしれませんね。内容を知らなくても、聞いたことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「犬の十戒」とは、SNSなどで世界中の愛犬家に広まり、ずっと支持されてる短編詩です。

これから犬を迎えようと思っている方はもちろん、すでに犬と暮らしている愛犬家の方にも、何度も読んでほしいと思う詩です。

しほ
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わたしも、ときどき思い出しては心に刻んでいます。

この記事では、今でも世界中の愛犬家から支持され続けている「犬の十戒」についてご紹介します!

犬の十戒〜日本語訳と原文/英語〜

ここからは、日本でよく知られている「犬の十戒」の全文と原文(英語)をご紹介します。

 1.「できるだけ私と一緒にいてください。」

原文

My life is likely to last ten to fifteen years. Any separation from you will be painful for me. Remember that before you get along with me.

私の一生はだいたい10年から15年です。あなたと離れるのが一番つらいことです。どうか、私と暮らす前にそのことを覚えておいて欲しいのです。


犬の平均寿命はおおよそ15才だそうです。

これを聞いて、長いと感じるでしょうか、それとも短いと感じるでしょうか?

私は、先代犬と15年間ほどいっしょに暮らしましたが、とてもあっという間だったと感じています。そして、限られた時間の中で一日一日を大切に過ごしてこなかったことを、とても後悔しています。

犬の生涯の中で、いっしょに過ごす時間と離れて過ごす時間は、いったいどのくらいあるでしょうか?一人暮らしで犬を飼いたいと思っている人の中には「犬をひとり残して留守番させる(離れて過ごす)時間の長さ」を考えて、飼うことを迷われる方も多いのではないでしょうか?

愛犬がいつまで生きられるのか、ほんとうにわかりません。

そのことを忘れないようにしなくてはいけないと思うのです。

2.「私と気長につきあってください。」

原文

Give me time to understand what you want of me.

あなたが私に何を求めているのか、私がそれを理解するまで待って欲しいのです。


犬は「犬の世界のルール」を守り生きているのだと思います。

私たち日本人が「はい」の意味で頷いている動作が、外国では逆に「いいえ」などの否定を表すことになってしまうことがあります。お互いの文化が違うことで誤解が生じたり、理解に時間がかかることは人間同士でも同じです。

犬はルールが違う世界の中で、私たちが伝えることを理解しようと、一生懸命向き合ってくれます。時間がかかってしまうことに、もどかしさを感じることがあるかもしれません。ですが、犬が理解できるようになるまで根気強く待つことも、私たちには必要です。

そして、私たちも犬のことを理解する努力を、忘れてはいけないなと思うのです。

3.「私を信じてください。」

原文

Place your trust in me- it’s crucial to my Well-being.

私を信頼して欲しい、それが私にとってあなたと共に生活できる幸せなのですから。


犬に信頼され、心と心で繋がっていると感じられることは、私たちにとっても幸せなことですよね。

4.「私にはあなたしかいません。」

原文

Don’t be angry at me for long and don’t lock me up as punishment. You have your work, your entertainment and your friends. I have only you.

私を長い間叱ったり、罰として閉じ込めたりしないで下さい。あなたには他にやる事があって、楽しみがあって、友達もいるかもしれない。でも、私にはあなたしかいないのです。


私たちは、一人暮らしでも外に出れば学校や職場で人に会うことができます。友達といっしょに遊んだり、趣味などの楽しみがたくさんあります。

しかし、犬はひとりでは散歩に行くこともできないし、大好きな犬の友達に合うこともできません。あなたがいなければ、何もすることができないのです。

大切な愛犬が、ひとり寂しい思いをして待っていることを、どうか忘れないでください。

 5.「私にたくさん話しかけてください。」

原文

Talk to me. Even if I don’t understand your words, I understand your voice when it’s speaking to me.

時々話しかけて欲しい。言葉は分からなくても、あなたの心は十分私に届いています。


言葉の意味は理解できなくても、話しかけてくれるあなたの声や表情から気持ちはきちんと伝わります。

 6.「私にも心があることを忘れないでください。」

原文

Be aware that however you treat me, I’ll never forget it.

あなたがどのように私を扱ったか、私はそれを決して忘れません。


あなたに褒められて嬉しかったこと、叱られて悲しかったこと、おでかけして楽しかったこと…いっしょに過ごした思い出を、犬は決して忘れません。

 7.「私をたたかないで。」

原文

Remember before you hit me that l have teeth that could easily crush the bones of your hand but that I choose not to bite you.

私を殴ったり、いじめたりする前に覚えておいて欲しいのです。私は鋭い歯であなたを傷つけることができるにもかかわらず、あなたを傷つけないと決めているのです。


犬は強い動物です。私たちと違い、相手を傷つけることができる鋭い牙と強い顎を持つ生き物です。

たとえ、あなたからひどく傷つけられたとしても、犬にとってあなたはとっても大切な人だから、「あなたのことは傷つけない」と思っているのです。

私たちは、そのことをきちんと知っておかなければいけません。

 8.「言うことをきかないときは理由があります。」

原文

Before you scold me for being uncooperative, obstinate, or lazy, ask yourself if something might be bothering me. Perhaps I’m not getting the right food or I’ve been out in the sun too long or my heart is getting old and weak.

私が言うことを聞かないだとか、頑固だとか、怠けているからといって叱る前に、私が何かで苦しんでいないか気づいて下さい。もしかしたら、食事に問題があるかもしれないし、長い間日に照らされているかもしれない。それとも、もう体が老いて、弱ってきているのかもしれません。


犬は、とても我慢強い生き物です。

あなたに心配をかけまいと、体の痛いところを隠して元気に振る舞うことがあります。元気そうだからといって油断してはいけません。

少しでもいつもと違う態度や様子が見られるときは、私たちの方が「犬が伝えようとしていること」に、しっかりと耳を傾けることが必要なのです。

 9.「私が年を取っても、仲良くしてください。」

原文

Take care of me when I get old ; you, too, will grow old.

私が年を取っても、私の世話はして下さい。あなたもまた同じように年を取るのですから。


犬は、私たちよりも早く歳を取り、若い頃のように動くことが徐々に難しくなっていきます。

老犬が持つ、独特の愛らしさが私は好きです。

愛情を持って、年老いた愛犬の身体や身の回りのお世話をしてあげてください。

どうかよろしくお願いします。

10.「どうか覚えていてください、私がずっとあなたを愛していたことを。」

原文

Go with me on difficult journeys. Never say, “I can’t bear to watch it .” or ” Let it happen in my absence.” Everything is easier for me if you are there. Remember I love you.

最後のその時まで一緒に側にいて欲しいのです。このようなことは言わないで下さい、「もう見てはいられない。」、「居たたまれない。」などと。あなたが側にいてくれるから最後の日も安らかに逝けるのですから。忘れないで下さい、私は生涯あなたを一番愛しているのです。


弱っていく愛犬の姿を見るのは、時に辛いときがあります。

一人暮らしで犬を飼っていると、最後の時に犬をひとりぼっちにさせてしまうのではないかと思い悩むことがあると思います。

私は本当に運がよく、先代犬を腕の中で看取ることができました。(先代犬が、私のために頑張ってくれたのだと思っています。)今、この短い文章を書いているだけで涙が溢れてしまいます…。

どうか、犬と暮らすことを考えるときは、最後のお別れをする日のことも考えておいてください。

犬の十戒について

犬の十戒(いぬのじっかい、The Ten Commandments of Dog Ownership)は、作者不詳のまま広く世界に伝わっている英文の詩で、日本では「犬の十戒」として知られているが、実際には原典があり、ノルウェーのMrit Teigenというブリーダーが犬の買い手に渡している「犬からご主人への11のお願い」が元である。 ペットとして飼われることとなったと人間との望ましい関係を、犬が人間に語りかけるという形式で訴える内容である。

引用:Wikipedia「犬の十戒」より

「十戒」なんて聞くと、戒めや規律などの厳しい文言が書かれているのかと身構えてしまいますが、この作品は犬から飼い主へ語りかける短編詩という形で綴られています。

数年前からSNSなどで広まり、今では世界中の愛犬家に知られる有名な詩になりました。原文は英語ですが、日本語にも翻訳されています。たくさんの方が原文を翻訳しているため、日本語でも言い回しや表現はそれぞれ違うところがありますが、根幹として伝えたいことは変わらないように思います。

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さいごに

誰もが「犬を幸せにしたい」と思って、家族として迎えます。

しかし、いざ一緒に暮らしはじめてみると楽しいことばかりではありません。

しつけが思うように上手くいかなかったり、理解できない問題行動に困惑してしまうことがあるかもしれません。犬がいなければ出来たことが出来なくなったり、面倒な手間や負担が増え、ストレスを感じることも時にはあるでしょう。

そんな時は、是非「犬の十戒」を読んでください。

愛犬にとってあなたは、かけがえのない大切な人です。お互い理解し合うまで時間がかかってしまうこともあるかもしれませんが、きっと気持ちは伝わり、誰よりも信頼しあえる良きパートナーとなれるでしょう。

共に過ごせる限られた時間を、どうか大切に過ごしてください。

本で「犬の十戒」の世界をもっと深く感じよう

「犬の十戒」は様々な形で書籍化されています。是非、合わせて読んでみてください。

まずは、この一冊!

人間の言葉を話す犬ジェイクが、「犬の十戒」に込められた犬たちの気持ちを伝えてくれる美し絵本です。

映画「犬と私の10の約束」を書籍化

「犬の十戒」から生まれた作品。少女と愛犬の絆を通して、犬との生活で大切な10の約束を描く感動的な物語です。2008年に映画化された「犬と私の10の約束」を書籍化したものです。



最後までご覧いただき、ありがとうございました!

この記事が、ご参考になれば嬉しいです!

当ブログを通して、みなさんのシングルライフがわんちゃんとのワンダフルライフになれば幸いです。

しほ
しほ

アラフォー。一人暮らしで犬を飼っている歴約15年。自身の経験をもとに「一人暮らしで犬を飼うこと」について、リアルな日常・情報を発信中!
夢は『24時間365日ずっと犬といっしょに暮らすこと!』

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