おたんじょうびって、たいくつだ…

ひとりごと

今日は、愛犬マルの1歳のおたんじょうび!

私は、仕事を休み

犬のためにバースデーケーキを

張り切って作ろうとしていた。

「マル、きょうは “マルのおたんじょうび“ だから

これからおいしいケーキを作るからね!

楽しみに待っててね!」

犬は、首に蝶ネクタイをつけられ

なんともたいくつそうに私の様子を見ている。

そんな犬を横目に、

私はせっせとケーキを作り始める。

まずは、ケーキの土台を作る。

さつまいもとかぼちゃをやわらかく潰し

丸い型に詰め込んでいく。

ぎゅっ… ぎゅっ…

ぎゅっ… ぎゅっ…

なんか…ぺっちゃんこ。

これじゃあ、膨らみ損ねたスポンジケーキだ…

量を増やしても、食べさせきれないし…

…ま、いっか。

次は、あらかじめ水切りしておいたヨーグルトを

生クリームに見立てて塗っていく。

ぺた、ぺた…ぺた、ぺた…。

デコレーションはどうしようか…?

いつもあげているドッグフードと

おやつで飾り付けてみる。

(……映えない。)

「…あ!」

そういえば、先日おでかけをしたときに

おみやげに買った『和牛と米粉のクッキー』という

ごちそうがあったことを思い出した。

かわいい骨の形をしたクッキーを選び、

プレートのようにケーキの真ん中に飾った。

「できた〜!!」

なんとか出来上がったバースデーケーキは

イメージしていたような、かわいいケーキには程遠く

ぺちゃんこで、なんとも不格好なものだった。

ふと、犬を見ると

私の苦労など知りもせず

待ちくたびれて眠ってしまっていた。

「おたんじょうびって、たいくつだ…」

犬は、そう思ったかもしれない。

だけど、

「マル…おたんじょうび、ほんとうにおめでとう」

しほ
しほ

アラフォー。一人暮らしで犬を飼っている歴約15年。自身の経験をもとに「一人暮らしで犬を飼うこと」について、リアルな日常・情報を発信中!
夢は『24時間365日ずっと犬といっしょに暮らすこと!』

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その後、ちゃんとおいしく召し上がっていただきました。笑

おたんじょうびは、『わんちゃんありがとうの日』

生まれてきてくれて、ありがとう。

出会ってくれて、ありがとう。

うちのコになってくれて、ありがとう。

ほんとうに、ほんとうに、ありがとう。

今度は、
「ごめんね」じゃなくて
「ありがとう」って
言える日々にする。

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