【最初の1週間の過ごし方】一人暮らしで犬を飼い始めてからのポイントと注意点

一人暮らしで犬を飼う
しほ
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こんにちは、しほです!
一人暮らしで犬と楽しく暮らすためのブログ記事を書いています!

わんちゃんを飼い始める時、理想は1週間程度のまとまった休暇があるタイミングに合わせて犬を迎え入れることが推奨されています。

この1週間は、わんちゃんに新しい家族とお家に慣れてもらうために必要な大切な時間です。

けれど、はじめてわんちゃんを迎え入れる場合…

  • 「最初の1週間に何をしたらいいのかわからない。」
  • 「1週間はケージに入れて無視しないといけないって本当?」
  • 「しつけはいつから始めたらいいの?」
  • 「いつからお留守番させても平気?」

など、最初の1週間をどんな風に過ごしたらいいのか、わからないことばかりですよね。

一人暮らしの場合、わんちゃんを迎えいれてからは一人で面倒を見なくてはいけないのですから、余計に不安も大きくなりますよね。

この記事では、はじめて犬を飼う人にもわかりやすく「犬を飼い始めてからの1週間の過ごし方」についてご紹介します!

一人暮らしの方に向けてのポイントもお伝えします。ご参考になれば幸いです。

不安を解消して、わんちゃんとの新生活を安心してスタートしましょう!

15年以上一人暮らしで犬を飼っている、わたしがご紹介します!

しほ
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アラフォー。一人暮らしで犬を飼っている歴約15年。自身の経験をもとに「一人暮らしで犬を飼うこと」について、リアルな日常・情報を発信中!
夢は『24時間365日ずっと犬といっしょに暮らすこと!』

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お迎えする前の準備

犬をお迎えする前に、ハウスや飼育用品を準備し飼育環境を整えておきましょう。

また、下記を引取先に事前に確認しておくと良いでしょう。

  • 与えていたフードの種類、量、回数、時間、与え方
  • フードや水を与えるときに使っていた食器
  • 予防接種、寄生虫検査などの有無
  • マイクロチップ装着の有無
  • トイレトレーニングの状況
  • 愛用していたおもちゃや毛布があれば譲ってもらう
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お迎えしてしばらくは外出も難しくなるので、一人暮らしの場合は数日間は引き込もれるように食品などの準備もしておくといいと思います!

犬を飼い始めてからの1週間の過ごし方

Q
犬を迎えて、最初の1週間はどんな風に過ごしたらいいですか?
A

まずは、しっかりと休ませ、新しい飼い主さんと環境に慣れてもらえるように過ごしましょう。

慣れない環境でわんちゃんも緊張して疲れています。まずは、ハウスに入れて静かにゆっくり休ませてあげましょう。

最初は、トイレトレーニング以外のしつけのことは考えなくて大丈夫です。

わんちゃんに新しい家族とお家に慣れてもらうことを最優先にしましょう。

Q
お迎えしたら「1週間はケージに入れて無視をする」というのは本当ですか?
A

「子犬を休ませるために、ハウスに入れて構いすぎない」ということだと思います。

ペットショップなどで子犬を購入すると「1週間はケージに入れて無視をする」ようにと言われるという話をよく聞きますが、このままでは語弊が生じてしまいそうです。

子犬の時期は、まだ体力がありません。遊びすぎて疲れてしまい、体調を崩してしまうことがあります。

また、飼い主さんが構いすぎてしまっても、わんちゃんはゆっくり休むことができず疲れてしまいます。

「1週間ケージの中に閉じ込めてほったらかしにする」ということではなく、新しい環境に慣れ体力がつくまでは「ハウスの中でしっかり休む時間を与え、飼い主さんも構いすぎないようにしましょう」という意味が込められているのではないかと思います。

Q
しつけはいつから始めたらいいですか?
A

初日からトイレトレーニングは始めましょう。その他のしつけは、わんちゃんが新しい環境に慣れてきてからで大丈夫です。

まずは、わんちゃんが新しい環境に慣れることが最優先です。

落ち着いてきたら、少しずつ基本的なしつけ(アイコンタクト、ハウス、留守番など)を始めましょう。

Q
いつからお留守番をさせても平気ですか?
A

生後6ヶ月以降から6時間程度の留守番が可能になります。

生後3〜4ヶ月未満の子犬の場合、2〜3時間程度が限界でしょう。

この時期は、低血糖などの体調の急変リスクが高いため、長時間ひとりでお留守番させるのは避けたほうがよいでしょう。

長時間お留守番をさせる場合は、誰かにお世話をお願いする(ペットシッターを利用する)などの対策が必要になります。

生後6ヶ月ごろから6時間程度のお留守番が可能になってきます。成犬の場合でも、いきなりお留守番デビューにならないよう、余裕を持ってお留守番トレーニングを始めておくようにしましょう。


しほ
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ここからは、一般的な子犬をお迎えした場合のスケジュールをご紹介します。

成犬でも基本的な内容は変わらないかと思いますので、ご参考にしていただければ幸いです。

1日目(お迎え初日)

お迎え初日のスケジュール
  • 前日まで
    お迎えの準備をする

    前日までに、ハウスの設置や必要なものを準備して飼育環境を整えておく。

  • 午前中
    お迎えに行く
    • クレートやキャリーなど移動に必要なものを持っていく。
    • 引き渡しの諸手続き、確認をする。
  • 帰宅後
    ゆっくり休ませる
    • ハウスの中に入れ、ゆっくり休ませる。
  • 日中
    様子を見ながら過ごす
    • 新しい飼い主さんや環境に慣れるよう、あたたかく見守る。
    • 食事やトイレの世話をする。
    • 適度な遊びやスキンシップ(1回10〜15分程度)
  • ハウスの中で眠らせる
    • 落ち着いて眠れるように寝床を整える。

午前中にお迎えに行く

お迎えは午前中に済ませることをおすすめします。

午後や夕方にお迎えすると夜を迎えるまでの時間が短くなり、わんちゃんが新しい環境に慣れる前に不安な夜を迎えることになってしまいます。

万が一、体調に異変があった場合も、日中であれば動物病院に連れて行くことができるので安心です。

なるべく早い時間帯にお迎えを済ませ、夜まではゆっくり一緒に過ごせるようにしてあげると良いでしょう。

帰宅後、ゆっくり休ませる

慣れない移動で、わんちゃんもとっても疲れています。

帰宅したら、まずは準備しておいたハウスの中に飲水などを入れて、ゆっくり休ませてあげましょう。

生後4ヶ月くらいまでの子犬の場合、1日18〜20時間程度の睡眠をします。

可愛くてちょっかいを出したくなる気持ちをぐっとこらえて、わんちゃんがぐっすり眠れるように、そ〜っとしておいてあげましょうね。

様子を見守る

わんちゃんの様子を見ながら、食事やトイレのお世話、元気なようなら適度なスキンシップをとりましょう。

食事

予め、引取先からドッグフードの種類や与え方、量、回数、時間帯などを確認しておきましょう。

お迎えしてからも、しばらくは同じようにフードを与えるようにしましょう。

初日は、環境の変化によるストレスや疲れで食欲が落ち、フードを食べたがらない場合もあるかもしれません。

心配ですが、その場合は無理に食べさせようとせず様子を見守ってあげましょう。

2日目以降もフードを食べないようであれば、動物病院へ連れて行って獣医師の診断を受けるようにしてください。

トイレ

トイレトレーニングは初日からスタートしましょう。

…と、言うと、ついつい飼い主側は気合が入ってしまうのですが、わんちゃんは新しいお家にまだ慣れていませんから、ガッツリと頑張る必要はありません。

そわそわ、くるくると排泄をしたそうな様子が見えたらトイレに促してあげたり、できたら優しく褒めてあげる…といった程度で大丈夫です。失敗しても、決して叱らないであげてくださいね。

最初のトイレトレーニング
  1. 子犬をハウスに入れて休ませておく。
  2. トイレに連れていく。
    • 5分待っても排泄しない場合は、一度ハウスに戻し、30分後にリトライする。
  3. 排泄したらトイレの中で褒めてあげる(ご褒美を与える)。
  4. 5〜10分程度、スキンシップを取る。
  5. ハウスに戻す。
  6. ①〜⑤を繰り返す。

しつけを成功させるポイントは「成功体験をたくさんさせること」です!

最初はトイレのサイクルを把握するためにも、何時(何時間置き)にトイレをしたのか記録を取っておくと、トイレトレーニングがスムーズにできます。

トイレを済ませた後にハウスの外に出すようにすれば、お粗相してしまう心配も少なくすることができます。

トイレトレーニングがすぐに始められるスタータセット!

適度な遊びやスキンシップ

お昼寝から起きて、わんちゃんが元気なようすなら適度な遊びやスキンシップを取ってあげましょう。

ただし、構いすぎは厳禁です。子犬の場合は1回10〜15分程度に留めるように気をつけましょう。

いきなり広いお部屋で遊ぶとわんちゃんも疲れてしまいます。まずは、小さなサークルの中で遊ぶところから始め、徐々に活動範囲を広げて行くのがよいでしょう。

遊んでいる間は、いたずらや誤飲をしないよう、しっかりと見守ってあげるようにしてください。

もし、まだわんちゃんが緊張している様子なら無理に抱き寄せたりせず、優しく言葉をかけてあげるなどして、わんちゃんの方から近寄って来てくれるのをゆっくり待ってあげましょう。

遊ぶ時だけさっと広げてコンパクトに収納できる便利なサークル

夜はハウスの中で眠らせる

お迎えしてから、しばらくはわんちゃんも不安や寂しさから「夜鳴き」をしてしまうことがあるでしょう。

可哀想で構いに行きたくなってしまいますが、ここはグッと我慢です。

「要求吠え」に応えてしまうと「鳴いたら来てくれる」と学習してしまい、ますます夜鳴きがひどくなってしまう可能性があります。

ケージを布で覆ってあげる、寂しくないよう飼い主さんの寝室にハウスを置いてあげるなど、わんちゃんが落ち着いて眠れるように心配りをしてあげてください。

カバー付きケージも販売されています

しほ
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我が家の場合は、7ヶ月の時にお迎えしたからか夜鳴きはまったくありませんでした。(私が爆睡して気づいていないだけだったかもしれませんが…汗)

2日目〜3日目

初日同様、2日以降もわんちゃんの様子を見ながら過ごしましょう。

  • 規則正しい食事時間。
  • トイレトレーニングをする。
  • 適度な遊びとスキンシップを楽しむ。
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夜鳴きも2〜3日で、だいぶ落ち着いてくるようです。

下記は、基本的な子犬と過ごす1日のスケジュールです。

【子犬の1日のスケジュール】
  • 起きる
    遊ぶ
  • 食事

  • 休憩・睡眠
  • 遊ぶ
  • 食事
  • 休憩・睡眠
  • 遊ぶ
  • 休憩・睡眠
  • 遊ぶ
  • 食事
  • 休憩・睡眠
  • 遊ぶ
  • スキンシップ
  • 就寝

基本的には、(トイレ)→遊ぶ→食事→休憩・睡眠のルーティンを繰り返します。

食事の後や睡眠から目が覚めた後に排泄することが多いです。トイレのタイミングを逃さないように注意してみましょう。

適度に遊んで発散することができていると、ハウスに入れた後の要求吠えや夜鳴きの軽減に繋がります。

わんちゃんの様子を見ながら、遊ぶ時間を5分→10分→15分と調節してあげてください。

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まずは、ハウスが安心できる場所だとわんちゃんに認識してもらうことが大切です。

ハウスの好感度アップ法
  • ハウスの中で食事させる。
  • ハウスの中で、好きなおもちゃやフードが入れられる知育玩具で遊ばせる。

ハウスの中で「嬉しいこと」や「楽しい体験」をさせてあげることがポイントです。

ハウスの中で落ち着いて過ごせるようにしておくと、後々のお留守番トレーニングもスムーズになります。

4日目〜5日目

  • 引き続き、規則正しい食事とトイレトレーニング。
  • サークルを広げ、ハウス外での行動範囲を少しずつ増やす。
  • 基本的なしつけ(アイコンタクト、留守番など)を始める。
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一人暮らしの方は、休暇明けのお留守番デビューに向けてトレーニングを始めて行きましょう!

お留守番トレーニング
  1. 犬をハウスに入れ、おもちゃなどを与える。
  2. 犬がおもちゃなどに夢中になっている間に、少しずつ離れる。
  3. 犬の様子を見ながら、徐々に距離を伸ばすようにする。
  4. 別の部屋など、犬から飼い主の姿が見えない場所に行く。
  5. 最初は数秒から、徐々に時間を5分、10分、30分と伸ばしていく。
  6. 犬が静かに待つことができていたら戻り、褒めてあげる。
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お留守番トレーニングの時から、ペットカメラがあると便利です!別の部屋や家の外に出たとき、ハウスの中のわんちゃんの様子を確認できるのでトレーニングがしやすくなります。

2016年度グッドデザイン賞受賞【Furboドッグカメラ】

ひとりでのお留守番が難しい生後3〜4ヶ月ごろの子犬の場合は、一緒にお留守番をしてくれる家族や友人、ペットシッターさんに会わせてみて、ゆっくり仲良くなってもらえるようにしましょう。

6日目〜7日目

  • 規則正しい食事時間を継続。
  • 基本的なしつけやトイレトレーニングを継続。
  • お部屋の中を探検させる。
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この頃には、わんちゃんも飼い主さんも新しい暮らしに少しずつ慣れてきているのではないでしょうか?これから続くわんちゃんとの暮らしを、焦らずゆっくり楽しんでくださいね!

お迎えしてから気をつけたい注意点

  • 室温管理に気をつけましょう。
    • 犬種により異なりますが、基本的には室温25度程度を保つようにましょう。
  • 体調を崩した場合は、動物病院へ連れて行きましょう。
    • 食欲がない
    • 嘔吐
    • 下痢
    • 元気がない
    • 震える
  • 大きな音を立てないように気をつけましょう。
    • 犬は音に敏感です。大きな音を立てて怖がらせないようにしましょう。
    • 落ち着くまでは静かな環境で過ごせるようにしましょう。
  • ハウスの外に出してる間は、離れずに見守っていましょう。
    • イタズラや誤飲の危険がないよう気をつけましょう。
  • 構いすぎないよう、適度なスキンシップを心がけましょう。
    • わんちゃんの気持ちになって接するようにしましょう。
    • 遊びたそうなら遊んであげて、眠っていたら休ませてあげましょう。
  • 夜鳴きや要求吠えに応じないようにしましょう。
    • 癖がついた行動を直すのは本当に大変です!ここは、飼い主さんもわんちゃんも頑張り所です。

お迎えして1週間後からすること

はじめから完璧にしようとせず、気長に向き合う

「大切な命を迎えるのだから、お世話もしつけも完璧にできなくちゃ!」

大切なわんちゃんのために、迎える飼い主さんも気合が入りますよね!

飼育本やブログ記事を読み込んで準備も完璧!

…ですが、実際に犬を飼い始めてみると、マニュアル通りに行かないことばかりです。

わんちゃんがなかなか懐いてくれなくて困ったり、トイレトレーニングが思うように上手くいかなくてイライラしてしまったり、夜鳴きがあれば想像以上に心身に堪えることでしょう…。

一人暮らしの場合、一人で抱え込んで思い悩んでいってしまう人も多いのではないでしょうか。

「育犬ノイローゼ」なんていう言葉があるくらい、多くの飼い主さんがお迎えした後「わんちゃんと、この先上手くやっていけるのだろうか…」と不安や悩み感じる経験をしています。

そんな時は、ひとりで悩まないでください

逆を言えば、始めて犬を飼う人で(この記事で紹介したような)理想的なスケジュール通り過ごせている飼い主さんたちはほとんどいないということです。元も子もないですね。笑

大切なのは、情報に振り回されず目の前にいるわんちゃんと気長に気楽に向き合っていくことです。

焦らなくても大丈夫です!

わんちゃんは賢いです。そして、飼い主さんのことが大好きなのです。

ゆっくりでも、ちゃんと上手くいくようになりますよ。


最後までご覧いただき、ありがとうございました!

この記事が、ご参考になれば嬉しいです!

当ブログを通して、みなさんのシングルライフがわんちゃんとのワンダフルライフになれば幸いです。

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アラフォー。一人暮らしで犬を飼っている歴約15年。自身の経験をもとに「一人暮らしで犬を飼うこと」について、リアルな日常・情報を発信中!
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